行雲流水の如く

 梶浦直樹の日々雑感

王様を求めて日高へ。

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決して来ることのない大様マツカワを待っている。
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釣り人は釣れないとこうなります。
八月十八日(晴)

 

朝から弟を誘い、鰈の王様といわれているマツカワ釣に、日高に車を走らせた。通り過ぎる川は氾濫寸前で激濁りしていた。台風の影響だろう。まずは気になっていた清畠海岸に釣り座を構える。濁っていたが投げることにした。波除の塀があり、投げずらい場所である。一時間いただろうかグブアップし、車を走らせ、少し奥の方に行くことにした。初めての場所でどこでも釣れそうな雰囲気がある。カジカ釣りの跡なのか低い塀にはあちこちに石が置いてある。迷って川近くに釣り座を構える。ここも海が濁っていた。秋のカジカ釣りにはもってこいの場所だ。そして王様を狙う。待てど暮らせど竿先が不動。天気も良いし、釣りをやめて日光浴に切り替えた。何も用意していなかったので竿ケースを広げ、そこで寝ていた。

 

時間が大分経過し、不安になってきたので納竿し、門別に移動する。まず横の砂浜で投げることにした。気にしないで投げていたが台風の影響で底荒れが酷く、打ち上げられた昆布にことごとく引っかかり、仕掛けをロストした。弟はなんとか一つだけ、私は三つも昆布にやられた。すっかり萎えて漁港に移動。周りを見ても釣れない雰囲気満載である。折角だから投げることにした。段々と日が沈みかけ、暗くなる。ただ太平洋の夕陽と落日は綺麗だった。七時にギブアップ。王様はそう簡単には釣れないようだ。