行雲流水の如く

 梶浦直樹の日々雑感

「鮭よ」あれ?「酒よ」か。

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十月二日(晴)

 

 

車のなかで寝たのか寝なかったのかよくわからない。ただ車の中から見上げる夜空は綺麗だった。星座がよくわからないので何が何の星なのかはわからない。三時半に後輩を砂山手前まで迎えに行く。何故かというと釣り場に行くには砂山を通過しなければならない。話では毎年の何台もこの砂山を通過しようとして腹をつっかえて脱出出来ずレッカー車に引っ張られているという。後輩の車は車高が少しだけ低く、砂山を超えられないので手前まで来てもらい、車を停めさせて私が迎えに行くのです。後輩を乗せて釣り場に到着。早速準備をして後は、夜明けを待ち、投げるだけ。

 

 

六時頃、後輩にアタリがきた。しかし途中で針が抜けてバラす。また後輩にアタリがきた。今度は竿立てが吹っ飛ばされるくらいの強烈なアタリだった。この鮭、糸を切っても逃げていった。またまた後輩にアタリがきた。今度は上手く針が掛かり、波打ち際まで寄せ、私がサポートし、あげた。今度は私に待望のアタリがきた。上手く波打ち際まで寄せ、あとは取り込むだけのはずが、目の前で針がすっぽ抜けた。わたしのすぐ目の前を凄いスピードで逃げていった。しばらく放心していた。私の横も二本釣る。何故こうも私の両隣が釣るのだろうか不思議でならない。後輩は二戦で五本。私は九戦で一本。何のこっちゃ。今日も、吉幾三の「鮭よ」が聴こえてきた。あ、あれは「酒よ」か。

 

 

後輩は一本釣ったので帰るという。砂山まで後輩を乗せて別れた。私はどうしても一本釣りたくて昼まで粘ってみたが撃沈。帰りに砂山の手前を見たが、どうやら今日は、砂山の手前に鮭がいたようだ。あちこちで釣っていた。人生も鮭釣りも私は運がないのか。帰りは睡魔との戦いとなる。どうやってパーキングエリアまで辿り着いたのか記憶がない。とりあえずつめたい水で顔を洗い、目を覚ましてから高速をかっ飛ばし、三時前に帰宅。そういえばタバコも高速料金も値上がりしていた。収入は変わらないのに物の値段は上がる。困ったものだ。 五時頃に、久しぶりに姪っ子達とダッフィーの散歩をする。晩飯を食い、シャワーを浴びてからバルセロナ対ヘタフェ戦、映画「沈黙の鉄拳」、「ラグナロク オーディン神話伝説」を見る。十一時が限界で閉店ガラガラ。