行雲流水の如く

 梶浦直樹の日々雑感

雪虫が舞ひ、冬を呼ぶ。

十月八日(曇/雨)

 

雪虫が飛んでいるとあちこちから声が聞こえる。とうとう来たか。予報では前年と同じくらいの降雪量らしい。こればかりは自然相手なので分からない。気を許していたらドカーっとくる可能性もある。そうか、雪虫が飛んでいたか。私はまだ見ていない。

 

午後、向かいの住民が事務所を訪ねて来た。未明に実家に泥棒が入ったとか。実家は契約者で八十代のおばあちゃんが一人暮らしをしている。息子たちは近所で暮らしている。どういった状況かというと、一階の車庫の窓を二カ所割って、一カ所から車庫に侵入したようだ。そこから二階に上がるドアがあり、そこを壊して二階に上がろうとしたが諦めたようだ。二階には寝室があり、おばあちゃんが寝ている。恐らく生活パターンを数ケ月に渡り調べていたのだろう。その一ケ月前、親戚の家にも泥棒がはいったようだ。先日、自宅近くではコンビニの経理者で七十代の男性が自宅で殺されていた。まだ犯人は見つかっていない。随分と新琴似も物騒になったものだ。

 

四時過ぎに帰宅し、ダッフィーの散歩。晩飯を食い、シャワーを浴びてから レアル・マドリードグラナダ戦、映画「ラスト・ウィッチ・ハンター」を見ていたら急に喉が痛くなり、寒気で震えだした。ストーブを点けても寒気が収まらない。起きていられなくなり十一時前にスエット上下を着て寝た。唯一の救いは風邪を引き、馬鹿ではないことが証明された。