行雲流水の如く

 梶浦直樹の日々雑感

日本政府よ、恥ずかしくないのか。

六月八日(曇)

 

日本政府が、中共政府による香港への圧力ともいえる「国家安全法制」で、中共政府に対し、米国や英国などが激しく批判をする中、日本政府にもぜひ参加をと打診してみたものの日本はこれを拒否していたという。日本政府は、習近平率いるシナ共産党との関係をこれ以上悪化させたくないとの見解らしい。これにより米、欧米との関係がおかしくならなければ良いが。この拒否で米、欧米諸国は日本に対し、失望しているようだ。私にはわからない。

 

そこまでして日本は支那に尻尾を振らなければならないのか。またタイミングをみて、習近平国賓で招く機会を伺っているのだろう。ウイグルチベット、台湾、香港、南、東シナ海尖閣諸島の諸問題は無視か。まさに習様支那様だ。日本は、世界の目から見ると、ウイグルチベット、台湾、香港の平和、自由、権利を脅かしている支那の片棒を担いでいるのと一緒であると、捉えられても仕方があるまい。私は日本人としてこのような政府が恥ずかしい。とても世界には誇れないだろう。菅官房長官は、米、欧米から評価を得ているというが本当かなあ。

 

国家安全法

「国家政権、主権、統一および領土保全、人民の福祉、経済社会の持続可能な発展、その他の国家の重大な利益に危険がなく、内外の脅威に侵されない状態」「売国、国家分裂、扇動反乱、政権の転覆および転覆を扇動するあらゆる行為、国家機密の窃取および漏えい、国外勢力による浸透・破壊・転覆・分裂活動を、防止・制止・処罰する」

これによると集会、デモ、民主化活動などは一斉に処罰を受けることになる。この国の処罰はとても厳しいものになる。いくらでも解釈して検挙するだろう。国際社会などお構いなし。なにしろ人権も権利もない国だ。もっと言えば刑務所にしても日本の明治時代の監獄法よりまだ悪い。香港の人達はきっと英国からの返還を悔しんでいるに違いない。

 

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