窓を開けると秋の風。
八月二十日(曇)
午前中、一件の継続契約があった。契約を済ませて事務所に戻り、ひたすら事務処理。コピー機と用紙が大活躍である。いつなくなるのかわからないので常にインクと用紙はストックしていなければならない。たまに忘れたときには近くのケーズデンキに走る。印刷もなるべく黒にしているので黒は多めにストックしている。しかしネット販売のインクはなぜあんなに安いのだろう。
五時に帰宅。姪っ子を連れてダッフィーの散歩。途中雨にあたる。散歩から戻り夕食。風呂に入り、全英女子オープンを見る。日本勢は、渋野日向子、上田桃子、勝みなみ、野村敏京、畑岡紗奈、稲見萌寧、河本結の七名がエントリーしている。スポンサーがAIGで取引先である。それならもっと代理店手数料を増やしてもらいたいものだ。夜、窓を開けているとすっかり秋の風になっている。
今日は、七十五年前の八月二十日、ソ連が日本との不可侵条約を一方的に破棄し、樺太に攻めてきた日である。ソ連軍は真岡に上陸し、日本人に対し、乱暴狼藉をはたらいた。真岡郵便局の女性電話交換手十二名は、島民に「みなさん、これが最後です。さようなら、さようなら」と告げ、これが通信最後の言葉となった。十名が青酸カリを飲み、局内で自決を図り、九名が死亡。
この事件を題材にした映画「氷雪の門」はソ連から上映中止の要請があったという。「ひめゆりの塔」は何度かリメイクをし、テレビなどでも放映されるがこの「氷雪の門」はあまり報じられることがない。その一年前(昭和十九年)の八月二十二日は「対馬丸事件」がある。アメリカは、軍艦ではない子供らを乗せた疎開船の対馬丸をわかっていて魚雷で沈めた。