行雲流水の如く

 梶浦直樹の日々雑感

友四十一年目の命日。

一月十二日(晴)

 

不思議とこの季節の零度は暖かい。雪も解けだしアスファルトが出てくる。毎年雪祭りが近くなると一斉に除雪が入るが、今年はコロナの影響で雪祭りが中止となり、そのせいではないと思うが、除雪が入らず道がガタガタで狭い。札幌中心街はそうでもないけれど岩見沢が豪雪地帯となっている。高齢者ばかりの町なので雪かきが大変のようだ。

 

午前中に、高校時代の親友の命日なので手を合わせに行く。本当は十一日なのだけど部屋で籠城していたので今日にした。亡くなったのは昭和五十五年一月十一日。今から四十一年前。同級生からいきなり電話が来て死んだと知らされた。年末に会う約束をしたや先である。あれから四十一年か。あっという間だった。遺影に「お前は今の面倒くさい世の中にいなくていいな、マスクもしなくていいし」と愚痴をこぼす。

 

午後は、一件の継続契約があった。集金をし、そのまま銀行へ行き、入金をする。事務所に戻り、デスクワーク。小池百合子都知事のようにちょっと横文字を使ってみる。あと知っている横文字はディスイズアペン。小学生の頃、ドリフターズ荒井注に習いました。

 

四時過ぎに事務所を閉めて帰宅。日課のダッフィーの散歩をする。今日は調子が良く、散々歩かされた。まるで南極物語のタロージローのように。散歩から戻り、晩飯を食い、風呂に入ってから町中華で飲ろうぜ、映画「ミッドウェイ 運命の海」を見る。