わかっちゃいるけどやめられない。

五月十五日(晴)

強風だろうがなんだろうがボウズ癖を脱しなければならない。ということで義弟と余市へGO。真ガレイは連休を過ぎると面白いように産卵が終わると沖へと戻る。それでも少しは生残り隊がいるだろうと淡い期待を抱き、海へゆく。わかっちゃいるけどやめられないのだ。二時前に余市漁港に到着し、目的地の先端に向かう。今日は強風。真正面超向かい風のため横に釣り座を構えた．横で投げると仕掛けが流される。釣りに大敵の風はアタリも取れない。かすかなアタリは全部スナガレイとスター錦の(改めヒトデナシばかり。ヒトデも一応アタリがあります。

勝負は夕まずめも。青い空も次第に黄昏色に変わる。地元の釣り人も夕まずめも勝負で二人ほど来た。しかし渋い。小さな餌取りの反応はあるものの針に乗らない．恐らくメゴチだろう。本州ではマゴチというが北海道ではメゴチといい、十センチにも満たない小さな魚。ゴールデンタイムの五時が過ぎても状況は変わらなかった。やはり真ガレイは沖に帰ってしまったか。クロガシラやイシモチカレイに期待もしたが姿を見ることはなかった。

 夕日が俺を待っているのポーズをとってみた。

六時半まで粘ってみたが諦めて納竿。これからは夜釣りのソイ狙いに替える。さやうなら真ガレイ。一年後に会おう。札幌に戻り、腹が減ったので味の時計台ラーメンを食おうと思って店に行くと時短営業でぎろぎりアウト。仕方なくかつやでテイクアウトでカツ丼を義弟にご馳走になる。