行雲流水の如く

 梶浦直樹の日々雑感

四十数年ぶりの職質。

五月二十二日(曇)

十時過ぎに近くのフィッシュランドに餌を買いに行く。途中、反対車線にパトカーがあり、すれ違いざまに警官の顔を見るとこちらを見ていた。すくパトカーがUターンして信号待ちをしていた私に駆け寄ってきて私の車を止めようとした。信号が青になり、警官にここだと車の邪魔になるから前に進むと言うと逃げるとでと思ったのだろう、走って私を追いかけてきた。そして職質。高校生以来の職質に合う。一瞬カチンときたが若い警官なので素直に応じてやった。

どうやら不審者に見えたらしい。我々を見て驚いていましたねというが、驚くも何も、何もしていないしただ魚の餌を買いに行くだけだ。何が不審者なのか聞くとこの辺で薬物常用者が出没をしているという。それにしても私を薬物常用者と間違うとは大馬鹿者だ。よほどケボっているようにみえたのだろうかね。職質には応じてやったが車の中を調べるようなことをしたら道警本部に怒鳴り込んでやろうとも思ったが、そこまではせずひたすら若い警官は勘違いをしたことに私に詫びていた。とうとう私も薬物常用者の不審者扱いをされるやうになったか。

そんなことより昼前に今日は太平洋の苫小牧を攻めようと思い、出発した。まずは西港付近。ホッキカレーで有名なマルトマ食堂の近く。昔は菱中造船と言っていた。一度小さなアタリはあったもののほとんど無反応.次はフェリー埠頭、晴海埠頭と転戦.どこも無反応だったのでまた旧菱中造船所に戻る.後ろでクロガシラ一枚をあげたのみで誰も釣れていない。六時まで粘ったが今日の苫小牧は惨敗。

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七時半に帰宅し、晩飯を食ってから風呂に入り高倉健主演で横浜が舞台になっている「冬の華」を見る。好きな映画の一本だ。横浜の風景と健さんの哀愁が全開の作品です。

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