行雲流水の如く

 梶浦直樹の日々雑感

REVENGE PACIFIC。

五月二十六日(晴)

 

去年、鮭釣りの帰りに寄った白老の社台海岸がどうしても気になったので天気も良好、ならば出撃。高速に乗り、確か去年開通したという苫小牧中央で降り、国道に出て白老に向かう。自粛もあるのか車の流れも良い。昼頃に海岸に到着し、釣り座の調査。調査と言っても私以外に釣り人無し。もしかして鮭や鱒以外にここに来る釣り人はいないのだろうか。鰈釣りの穴場かも知れない。誰もいなければいないで場所に迷う。取り敢えず釣り座を構える。砂浜の釣りは港と違い、なんともいえない。

 

少ししてアタリが来た。心を浮かせ、リールを巻く。ままあのクロガシラだった。初めての場所で疑ってかかっていたが釣れるんだな、ここは。一人ニヤニヤしながら礼を言って海に返す。その後もアタリは止まらない。時折強風が吹き、竿が倒れる。しかし左端の竿だけがおかしな倒れ方を三度ほどする。リールを巻くと糸がふけていたせいもあり手前の岩に糸がひっかかってしまった。無理やりリールを巻き、大きな魚を確認するが岩で抜けない。

 

勝負をかけ、ズボンを脱ぎ、パンツ一丁になり引っかかったクロガシラを取りに行く。以外に海が深い。そしてなんども足場が悪く転倒する。なんとか魚のところまでたどり着き、引っ張るも波をかぶり、手から魚が離れる。もうその時には全身に波をかぶっている。また掴み、離すまいとするがまた手から離れる。結局掴み損ね、逃してしまった。大きなクロガシラだった。岸に戻り、痛いと思っていたら両足が血だらけだった。その後はTシャツに濡れたパンツ一丁で釣りをしていた。

 

もしかするとこの場所はマツカワも釣れるのではないかと思っていた矢先にマツカワがヒットした。鰈とはアタリが違い、もしやと思っていた。手のひらサイズだったのでリリースしたがそれでも嬉しい。餌が土曜の残りだったので尽きてしまい、四時に納竿した。思っていた場所での計九枚の釣果は嬉しいものだ。今日は釣りや景色を堪能し、すべてリリースした。

 

六時半頃に帰宅し、ダッフィーの散歩をする。飯は苫小牧でラーメンを食べてきたので食わず、すぐ風呂に入り映画「ライブリポート 」WOWOWドラマ「トレッドストーン」を見る。

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左下は鰈の大様マツカワ(王鰈)です。