行雲流水の如く

 梶浦直樹の日々雑感

いつしか盆踊りの音も消えた。

八月十四日(曇)

休みだというのに七時に起床。目覚まし要らず。朝食をとり、シャワーを浴びる。今日も映画鑑賞の一日か。早速「ストーカー 3日目の逆襲 」、実存するマフィアのトンマーゾ・ブシェッタをモデルにしたイタリア映画「シチリアーノ 裏切りの美学」はゴッドファーザーよりも生々しい映画だった。

マフィア映画好きには五つ☆のおすすめ映画です。バラキの現代版。続いてマイケル・ダグラス主演「ザ・センチネル/陰謀の星条旗」を見て一旦休憩し、妹家族が「味覚園」という焼肉屋から大量に肉を買って来たので皆んなで焼肉をする。病気の姪っ子も喜んで食べていた。その顔を見ているだけで何か嬉しくなる。

ダッフィーは、妹夫婦にドッグランに連れられていかれたので散歩はやめた。夜の部映画鑑賞は「終戦のエンペラー」、今日の〆は、高倉健主演「日本侠客伝 浪花篇を見ていたら十二時が過ぎていた。

いつ頃からだろうか、町内会やあちこちから盆踊りの音が消えたのは。時代といえばそれまでだが、子供たちを夜外に出すのは危険だとか子供たちも少なくなり開催しても誰一人来ないこともある。また新しい住民が煩いとか苦情が出て開催出来ないという町内もあるようだ。

盆踊りや運動会が煩いと言うのだから世も末だ。私が子供の頃はあちこちの会場が子供だらけだった。盆踊りの音が聴こえると走って行き、踊ったものだ。楽しみなのは終わるとおやつが貰えた。いい時代だった。最近の日本人は風情も情緒もない。