行雲流水の如く

 梶浦直樹の日々雑感

太平洋海戦五戦目。

九月十一日(晴)白老にて

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三時頃に目が覚め、早速準備。四時に仕掛けを海に投入。次第に明るくなり、ゴールデンタイムとなる。鮭はどちらかというと朝方にうごきが活発になる。群れが入れば時間は関係なく釣れるが先ずは朝まずめが勝負。ゴールデンタイムも過ぎ八時前に待望の鮭が弟に掛かる。良い具合の波に乗せて波打ち際まで寄せ、後は私が道糸を引っ張り、五戦目でやっと鮭の姿を見ることが出来た。少し小ぶりの雌だった。横で釣られりゃ俄然とやる気がでる。 周りを見渡しても釣っているのはだいぶ離れたところの一本と弟の二本のみ。まだ群れは入ってきていなく魚影が薄い。

 

今年もフグの猛攻にあっている。大袈裟かも知れないが着水と同時に餌がない。全道的に見てフグの嵐のようだ。こいつは鋭い歯で仕掛けまで食い散らす。調理の免許でもありゃ捌いててっさでもてっちりにでもしてやるのに。フグのお陰で餌の消費が物凄い。もう勘弁して下さい。そうだ、昨夜竿立てを砂浜に立てたのだけれど横に釣り人がきて、そのまま我々の竿立てを一本引っこ抜いて持って行った。暗いのでまったくわからなかった。鮭釣りにはこういう輩が多い。また夜に寝ている隙に竿をかっぱらうやつ、釣った鮭までかっぱらっていく奴もいる。まったく油断も隙もない。仕方がないので義弟が流木を探して上手く竿立てを作った。私にも待望の一本をと思い、十一時まで粘ったがギブアップ宣言を発令し、撤収を余儀なくされ、退散した。

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二時前に我が家に到着し、後片付けをしてからシャワーを浴び、日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯三日目を見てから疲れた身体に鞭を打ち、ダッフィーの散歩をする。散歩から戻り晩飯を食べてWOWOWエキサイトマッチのWBO世界フライ級タイトルマッチ中谷潤人対アンヘル・アコスタ戦、WBC世界S・フェザー級タイトルマッチ、オスカル・バルデス対ロブソン・コンセイサン戦、映画「権力に告ぐ」を見て堪らず十一時前には寝てしまった。