行雲流水の如く

 梶浦直樹の日々雑感

鮭心と秋の空。

十月二十四日(晴)

 

昨夜、弟が一本投げていてそれを回収するとワタリガニがくっついていた。中国では上海ガニだ。随分と高級なものを釣ったなと笑ってしまった。もしかすると今日はグーフーと蟹に悩まされそうな予感がした。

 

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四時に起きて早速実釣。後輩が投げてすぐにリールを巻き、餌が無いと言う。犯人はグーフーしかいない。言われて自分のリールを巻く。やはり餌が無い。全部のリールを巻いてみるとすべて餌を食われている。これでは釣りにならない。鮭がいるのかどうかわからないが、鮭が食いつく前にグーフーにやられては釣りにならない。投げても投げても片っ端から五分と持たないくらいに餌を食われる。敵は本妙寺にありではなく蟹とフグか。こりゃ手強い。さすがに九時に降参した。全面降伏である。女心と秋の空と言うが鮭心と秋の空か。鮭は気まぐれだ。いつ来るのか分からない。あれ、女心と秋の空も女性差別になるのか?男心と秋の空ではつまらん。

 

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釣り上げられたワタリガニ

竿をたたみ、帰りに社台海岸に寄る。弟と話、一時間くらい投げることにした。後輩は戦意喪失し、帰った。一時間くらいやるも、ここも河豚の攻撃が激しかった。昼前に納竿し、帰る。帰宅し、片づけをしてからシャワーを浴び、横になりながらWOWOWドラマ「フォロー・ザ・マネー 詐欺対策班8〜10話」、UEFAチャンピオンズリーグ(スペイン)バルセロナ対(ウクライナ)ディナモキエフ戦、(イングランド)チェルシー対(スウェーデン)マルメ戦を見る。

そういえば朝の五時前に釣りをしていると電話が鳴った。出ると事故の連絡。相手の保険会社で代理店だと思う。しかし非常識な相手だ。朝の五時前に電話をするなど私には考えられない。起きていたから電話には出られたものの出なかったらどうしていたのか。私は普段、寝る時には起こされると腹が立って立つのでマナーモードにしている。恐らく釣りをしていなかったら出なかっただろう。いや絶対に出ない。

しかしよくその代理店、あんな時間に起きられたな。今日、契約者から電話が来て相手は飲酒運転で逮捕されたらしい。そして相手の車はひっくり返ったそうだ。相手の全面賠償でこちらの出る幕はない。