行雲流水の如く

 梶浦直樹の日々雑感

猛吹雪の石狩湾侵攻作戦。

二月五日(晴)

春を思わせぶりな晴れである。七時に起床し、朝食。顔を洗い映画「それでもボクはやってない」を見ていると弟が行きますか?と言うので昼用意をして石狩に向かうことになる。ターゲットは天ぷら。いや、間違いたハゼである。

f:id:kn3826:20220206110403j:plain

f:id:kn3826:20220206110418j:plain

風もなく絶好のコンディションだ。先ずは釣り座を確保するために弟が持ってきたスコップで雪掻きを始める。何とか確保して実釣。向かいの工場の煙を見ると風向きがわかる。無風のため煙は真上に上がっている。次第に空が黒くなりその後に猛吹雪となる。もうゴーグルが必要なくらいの吹雪で前がまったく見えない。便りは竿先に付けているライトだけ。アタリはちょこちょこあるがなかなか乗らない。弟がなんとか釣ったのは十センチにも満たないハゼ。コイツが餌を突っついているのだ。それでも持ち天ぷら用の三匹のハゼが釣れた。

まったく止まない雪に嫌気がさし、九時に納竿した。車に行くと雪がびっしり積もっている。雪を払い帰る。こんな猛吹雪にも数名の釣り人はいた。向かいの樽前埠頭にはニシン釣りの釣り人がいる。恐らく朝までやるのだろう。

f:id:kn3826:20220206200514j:plain

帰る頃には車が雪だるま。