行雲流水の如く

 梶浦直樹の日々雑感

久しぶりの一人釣行。

六月十七〜八日(曇)

 

夜の九時過ぎに用意をして幻の魚ワツカワを求めて白老へ。今日は久しぶりの一人での釣り。いつもは義弟が動画など用意をして二人なのだが仕事があり行けないので一人で行くことにした。十二時前に白老に到着。釣り人は二、三人。釣りでなければこんな真っ暗な誰もいないところには来ない。ましてや一人では。ポイントを確かめて準備をする。一人だと一時間近く時間がかかった。早速投げる。 ほとんど眠ることもなく夜通し投げていたが無反応。三時がすぎ周りは明るくなってきた。時間的にはこれからだ。そのうち朝方目掛けての釣り人が増えてきた。見渡しても誰も動きがなし。そして明るくなる。暗いうちは周りは見えていなかったが明るくなりポイントをみるとちょっとズレていた。あれーと思ったがもう釣り人が入っていた。五時、六時となっても周りの動きがない。朝方隣に釣り人が入る。明るくなってからわかったがなんと竿が十一本.私の横にも迫っていた。呆れるな。幻の魚といえ十一本とは。鮭でもそんなに出さん。

青かった空もガスがかかりだし、目の前の竿も見えなくなる。三、四十分ごとに餌をチェックすると餌はない。表面より底の流れが激しく餌が取れるのか蟹のどちらかだろう。十時頃、痺れを切らして苫小牧に移動する。ちょうど入ろうとした場所が空いていたので釣り座を構える。ゴミが酷くすぐ糸に絡まる.上げてみると幻の魚が付いていた。もう一本の竿にもゴミに紛れてワツカワの子供が付いていた。これでボウズはま逃れた。

ゴミに嫌気がさし、また場所を移動。次は砂場。流れが強くここもゴミが絡まる。十一時半に納竿しようとしたら隣のおじさんがクロガシラを釣る。やめるのをやめようと思ったがもう眠いし疲れたので帰ることにした。 帰りは死のロードでした。