行雲流水の如く

 梶浦直樹の日々雑感

事件か場所取りか。

六月二十五日(晴)

 

十時前に札幌を出発し、義弟と苫小牧へ。昼頃に到着し、釣り座を構え、いざ実釣。昨日からの強風と雨で海は風はないが波が高く荒れていた。ふと横を見るよ軽自動車の砂浜に止まっていた。そして不思議なことに周りをロープで囲っている。その後ろではスーツ姿の男性が写真を撮っていた。事件なのかたんなる場所取りなのか私も近づきその軽自動車を撮影した。後部には障碍者のステッカーが貼られていた。それにしても見たことのない場所取りだ。あとで知ったが警察と消防が来ていたらしい。

 

釣りの方は巻くたびに藻がくっついてきてまったく釣りにならないので移動を余儀なくされた。次の場所も波が高くゴミだらけである。すこし投げてみたが海藻ばかりで釣りにならない。白老へ移動するも投げれる状況ではなくまた苫小牧に戻り、荷物を担いで釣り場に行くと入れるスペースがなくこうなったら日高に行くしかないと門別まで走らせる。苫小牧方面と違い、風が強い。ここまで来たので投げることにした。

 

私はまだアタリが一度もない。横では弟がクロガシラを釣っていた。業を煮やし、また移動。夕方やっと私にアタリが来た。外道の食えないアカハラだった。しかしなにも釣れないときのアカハラは神様に見える。引きも首をグイグイ振り、面白い。立て続けにまた釣れた。これ以上投げても駄目だろうと七時半に暗くなり納竿。帰宅は十時前。