行雲流水の如く

 梶浦直樹の日々雑感

鮭と涙と男と女。

九月二十五日(晴)

 

目が覚めたのは四時過ぎ。おっとっと危ねえ寝過ごすところだった。後輩を起こし、準備に入る。人凄ええ。左右釣り人だらけだ。左は地元、右は地方組。五時前にすべて投げ終わる。あとは待つだけ。一番乗りは妹の旦那だった。右の地方組もあげていた。左の地元勢は走り出すこともなく大人しい。大体鮭が掛かると走り出すのでわかる。

折れた竿

〆は羅弥陀のネギ醤油ラーメン


竿先がバインバインし、待望の鮭が私に掛かった。七十センチを超えるオスの鮭。後輩は朝からゴミと戦っていた。私のすぐ隣なのに私にはゴミが引っ掛からない。地元勢もゴミにやられている。そのうち後輩の竿にゴミの山が引っ掛かり、巻いている途中で竿が折れた。その奥の地元勢はゴミの襲撃で戦線離脱。ゴミと言っても昆布に雨で流れてきてる大量の葉っぱ。これが糸や仕掛けに絡みつく。

 

そうこうしていると私に二匹目が掛かる。鮭とは別の重さがある。なんとか岸まで寄せたが途中で私の竿が重さに堪えきれず折れた。鮭は掛かっているので竿を折りながら引っ張ってあげた。銀ピカのメスだ。腹も太っていてイクラは大量だろう。なにしろ今イクラはキロ数千円とか一万と言われている。庶民がそう簡単に買えるものではなくなった。竿が折れたのはショックだがメスは嬉しかった。

 

次第に私のところもゴミが押し寄せてきた。投げた瞬間に糸に昆布の根や葉っぱがつく。これでは釣りにならない。周りの釣り人もゴミにやられていなくなった。するとこの辺を仕切っている長老が私のところに様子をうかがいに来た。おそらく九十代だろう。私の横に座りだし延々と話をする。長老が去り、十時前に諦めて納竿。

 

帰りに苫小牧の羅弥陀に寄り妹の旦那にラーメンをご馳走になる。二時過ぎに我が家に到着。片づけてまずは寝る。義弟は車庫で鮭の荒巻をつくっていた。本当に器用な旦那だ。部屋のリフォーム、庭の囲い、剪定、釣った魚をすぐに絞める。私は起きてからダッフィーを連れて散歩に行く。途中でハニーに遭遇。最近安春川でよくハニーに遭遇する。散歩から戻りボーっとしながらミヤギテ「レビ杯ダンロップ女子オープ最終日、映画「マトリックス レザレクションズ」と見ていたが眠気に勝てず十時前に寝る。

 

先週に続きパークゴルフの後の釣りは疲れる。