親友四十三年目の命日。
一月十一日(晴)
午前中に四十三年前に亡くなった親友の命日なのでお参りに行く。もう四十三年か。この四十三年間忘れることなく欠かさずに通っている。まだご家族の人たちは来ていなかった。数年前お盆にお参りにいったときにご家族の方がいて挨拶に躊躇したがお母さんに同級生ですと挨拶をしてみた。お母さんは私のことをすっかり忘れていたが、煙草の銘柄をよく覚えていてくれたんですねと言われた。来ていたのはお姉さんとお母さんの二人だった。
午後遅れている「燃えよ祖国」の原稿を書こうとしたら同業者が来た。手を止めて雑談となる。私が普段飲んでいる「濃いお茶」というお茶を箱で買ってきてくれた。五時半に同業者は帰る。帰宅し、ダッフィーの散歩を済ませ夕飯となる。おかずは先日釣ったハゼを天麩羅にした。九匹のハゼは一瞬でなくなる。こんな美味いものが市場に出回らないのが不思議でならない。ストックがなくなったのでまた行かなければならない。という理由をつけて釣りに行く。夜は映画「ロンドン・バーニング」の一本だけ。