行雲流水の如く

 梶浦直樹の日々雑感

風情がないね。

二月十二日(晴)

 

春のような陽気。今日はプラス二、三度くらいだろうか。春みたいな気温です。本州ならばきっと寒いというのでしょう。北海道のこの時期の二、三度は暖かい。春や夏なら」凍えるけどね。午前中に一件の継続契約があった。お客さんの会社に行く前に、郵便物があったのでセブンイレブンにより、切手を買う。今、セブンイレブンの会計はセルフになっている。レジ前の機会に金を入れて清算する。なにか風情がないなー。

私の子供の頃は、お菓子を買うのも測り売りで会話をしながらおばちゃんがガラスケースを開け、掬って測りかける。顔馴染みは少しおまけをしてくれる。そして帰りは袋に入ったお菓子を食べながら帰ったものだ。そんな時代が懐かしい。それが今じゃセルフで会計とは。そんなんじゃ店員いらねえよ。事務所で万引き防止のカメラでも見ておけばよい。と言いながらセブンイレブンで買い物をしてしまう自分がいる。そして今では見ることのない行商。

石狩からリヤカーでおばあちゃんが魚を積んで行商に来ていた。母親や祖母が世間話をしながら魚を買う姿をよく見ていた。木箱で魚や珍味を買っておやつ代わりによく食べていた。今みたいにコンビニなどない時代である。食うものだってそうなかったので夜のおやつはデンプンにお湯や水を入れて溶かし、そこに熱湯を入れてかき混ぜて食べる。それでも、何もなくとも良い時代だったなあ。

昨今のテレビや新聞を見ていると一人の老人を徹底的に叩きのめしている。海外のことはよく分からないが、日本には判官贔屓というものがある。また、ほどほどにというものもある。何を言いたいのか分かりますよね。みっともないのでもうその辺でやめなさい。