行雲流水の如く

 梶浦直樹の日々雑感

最後の瞽女(ごぜ)小林ハルの生涯。

十一月六日(晴)

 

七時過ぎに起床し、朝食。顔を洗ってから明日は今年初の街宣があり、車を少し掃除した。街宣車の車検が切れ、自分の車でやらなければならない。流すわけではなく停止なので拡声器二台を使いやろうと思っている。掃除が終わり映画「瞽女GOZE」を見る。

生まれつきの盲目で三味線を弾きながら旅をする女性のこと。この映画を見て私は大石順教尼という女性を思い出した。大阪の遊郭に身を置いていた時に男がいきなり乱入し、凶刃を振るい、五人を殺害して大石は両腕を斬られた。 その後見世物小屋の旅芸人となり結婚し、子供が産まれるが関東大震災で路頭に迷い、やがて身障者の世話をしながら尼僧となる。当時こんな句を読んでいる。「血の海と涙の川におぼれつつ、今日ここまではたどりきつれど」。「瞽女」を見てふと思い出した。最後のナレーションで小林ハルの言葉にグッと来た。「旅はよい人と歩けば祭り、悪い人と歩けば修行」なるほど。

f:id:kn3826:20211106221343j:plain



あらすじ

『三味線を奏で、語り物などを歌いながら、各地を門付けして歩く、盲目の女旅芸人・瞽女(ごぜ)。国の無形文化財保持者でもある最後の瞽女、故・小林ハルさんの半生を描いた人間ドラマ。生後3カ月で失明したハルは2歳の時に父と死別し、盲目のために7歳で瞽女になる。ハルが瞽女になると、それまではやさしかった母のトメは、心を鬼にしてハルを厳しくしつける。それは、母親が子を思う愛情の深さだった。そんな母親のやさしさに気づかぬまま、ハルは8歳でフジ親方とともに初めての巡業の旅に出る。瞽女として過酷な人生を歩んだハルは、意地悪なフジ親方からは瞽女として生き抜く力を、サワ親方からは瞽女の心を授かり、一人前の瞽女として成長していく』

 

瞽女を見終わりUEFAチャンピオンズリーグ(イングランド)チェルシー対(スウェーデン)マルメ戦、(ドイツ)バイエルン・ミュンヘン対(ポルトガル)ベンフィカ戦、(スペイン)バルセロナ対(ウクライナ) FCディナモ・キエフ戦、(イタリア)アタランタ対(イングランド)マンチェスター・ユナイテッド戦、TOTOジャパンクラシック を見て寝る。釣りをしていないとこんな一日です。それが苦にならない。