行雲流水の如く

 梶浦直樹の日々雑感

十数年ぶりの友との再会。

四月十二日(晴/曇)

 

午後、事務所で仕事をしていると懐かしい幼馴染が来訪。この幼馴染とは約五十年来の友である。今は空港で勤務をし、家も空港近くの家を買い会うこともなくなった。最後に会ったのは十数年前、彼の父親の葬儀の時だ。若い頃は毎日のように家を行ったり来たりで会わない日の方が少なかった。小学校時代もリトルリーグで同じチームに所属をしていた。中学に入り、学校から家が近いので帰りには必ず幼馴染の家による。二十代までは会っていたが空港の職場が丘珠から千歳に移動となり、それから会うこともなくなってきた。

 

母親は実家で幼馴染の子供と暮らしているが調子が悪いというので母親の顔を見に来たそうだ。実家に帰るのもコロナの関係でなかなか来れないでいたそうだ。母親の様子をみて、帰りにひょいと事務所に顔をだしてくれた。はじめはマスクもしているし誰だかまったくわからなかった。事務所のドアを開け、何も言わずニコッとして入ってきたがそれでもわからなかった。しばらくし、やっと幼馴染だと気づく。不思議なもので十数年会っていなくともいつも会っているような錯覚を起こす。とても十数年とは思えなかった。お互い話したいことが山ほどありどこから話していいのかわからないくらいだ。そこへ後輩がやってきた。

 

この後輩ももとはと言えば幼馴染の職場の部下だった。その関係で知り合うようになった。三人で話は尽きないのだが幼馴染がこれから用事があるといって千歳に帰ってしまった。来月定年だという。我々も、もうそんな年代になってしまったか。そうだ幼馴染だが、すっかり髪の毛がなくなっていた。こいつは笑っても怒らないので思わず大笑いした。短い時間だったが色々と思い出し、良い時間だった。また元気で会おうと、再会を訳し、見送る。

 

夜は映画「ヒットマンズ ハリケーン」、「ラスト・コマンドー」、WOWOWエキサイトマッチを見る。