行雲流水の如く

 梶浦直樹の日々雑感

日本人が快挙達成。

八月四日(猛暑)

全英女子オープン三日目、大東建託ネットレディス最終日、「バリー・シール アメリカをはめた男」を見て晩飯をを食う。ダッフィーの散歩は弟に任せ、シャワーを浴びてから全英女子オープン最終日を見る。

 

日本人選手が、樋口久子さん以来、四十二年振りにメジャーを制覇した。初日からのつねに笑顔でのほほんとプレーしていた渋野選手が首位。決勝ランドも最終組のスタート。最終日の今日も、最終組スタートだった。一時はダボを叩き、サラスに首位を明け渡した。それでも笑顔を忘れずプレーをする。海外のメデイアがつけたあだ名は「スマイリング・シンデレラ」とか。日本人の一流プレーヤーが何度も挑んだメジャー。岡本綾子さん、不動有里さん、宮里藍さん、その時の日本のトッププレーヤーが手の届かなかったメジャーをプロになり二、三年の若者がいとも簡単にあっけなく獲ってしまった。

 

もしかすると私の生きている間には、日本人メジャー制覇は見れないと思っていた。それだけ日本人のレベルは世界では低く、通用するものではなかった。アメリカに挑戦し、壊れて帰ってきた選手も少なくはない。今、世界では韓国人がトップである。とてもではないが、日本人にはメジャーは無理に見えた。それを二十歳の渋野日向子選手は簡単ではなかっただろうが笑顔を絶やさず平然とやってのけた。これは快挙である。日本に帰国するとスポンサー争奪戦が激しくなるだろう。