行雲流水の如く

 梶浦直樹の日々雑感

お墓参り。

八月十三日(晴)

四時過ぎに起きて家族で墓参り。霊園はまだ空いていた。まずは墓を掃除。碑にはアッツ島で玉砕した叔父の名も刻まれている。昭和十八年五月二十九日とあるが誰も確認はしていない。その前に亡くなっている可能性もある。もう一人の叔父は昭和二十二年自宅にて病死とある。戦地でマラリアに罹り、祖父母が見守る中で亡くなったそうだ。それは子供の頃何度も祖母から聞かされた。

数年間シベリアに抑留されていた叔父もいる。シベリアからの帰還の船で叔父同士が偶然あったという話も聞いたことがある.祖母の口癖が「わしの息子は陛下さん、お国のために死んだんだ」だった。祖母は近所から軍国の母と呼ばれていたと近所のおじさんから聞いたことがある。

七時頃に墓参りから帰宅。朝食をとり顔を洗い、映画「デビルズ・ダブル -ある影武者の物語-」、軽井沢72ゴルフトーナメント、映画「トリプル・リベンジ」を見てから夕方浜益漁港に出撃する。昔から石狩方面は鬼門であった。良い思いをした試しがない。船釣りでは大量だったがそれ以外は釣果がない。この浜益漁港は初めてなのでもしやと思い敢行した。しかし敢えなく轟沈。やはり石狩方面は手強い相手だった。往復三時間でボウズをくらった。もしかして魚もお盆休みに入っていたのかな。