行雲流水の如く

 梶浦直樹の日々雑感

へえ、そんなことがあるのか。

九月十日(晴)

 

 

連日の真夏日。まあこれはこれで嬉しい。この暑さが過ぎれば一気に寒さがくるのだろうから。そしてあっという間に雪景色。

 

二時過ぎに年配の女性が事務所に訪ねて来た。郵便局に行く途中、よく事務所の前は通っていたらしい。それで事故の相談に訪れた。女性は、相手のSジャパンの対応とこちらのT海上の対応に精神的に参っていたようだ。とりあえず話を聞く。聞いて驚いた。そんなことがあるのか。初めて聞いた。どういうことかというと、相手は、駐車場内をちょろちょろ迷っていたところ、女性は駐車場から出るのかと思っていたらしい。女性は駐車場から出ようとしていたので相手の後ろで止まっていたという。すると相手がいきなりバックをしてきて女性の車に突っ込んできたという。

 

いわゆる逆突です。相手が降りて来てまったく後ろを確認せずにバックをしてしまい申し訳ありませんと言ってきたそうだ。警察を呼び、事故処理をし、さて保険という段階になって、相手のSジャパンから連絡が入り、対応を聞くと、女性が相手の進路を妨害したので五分五分ですと言ってきたという。女性は相手のこの対応に納得がいかず、自分が加入しているT海上に相談すると、T海上までが同じことを言ってきたという。この話を聞いて、私は空いた口が塞がらなかった。さすが財閥の会社だ。それよりもT海上や代理店は何をやっているのかね。お客様の財産をお守りしますとか言ってる割には他人事だ。

 

私は、私の知っている少ない知識で女性に助言した。別に仕事が欲しくて相談にのる積りもなかった。女性は、今の保険会社では、この先不安なのでうちに入りたいと言うが、私は丁寧にお断りした。そのうえでまたいつでも相談に乗りますよと言ってあげた。途中で、同級生が来訪してこれをと言って帰っていった。女性が帰り、同級生が持って来た封筒を見るとなんと商品券である。以前のお礼にとのことだった。しかしSジャパンとT海上の対応の悪さには驚いた。

 

五時に事務所を閉めて帰宅。日課のダッフィーの散歩をして夕食。シャワーを浴びてからWOWOWエキサイトマッチ、映画「判決、ふたつの希望」を見て寝る。