行雲流水の如く

梶浦直樹の日々雑感

霙まじりの初雪。

十一月七日(初雪)

 

とうとう札幌に雪が降る。とはいっても霙まじり雪。いや、殆どが雨でなんと情緒の無い景色だ。初雪はもっとロマンティックでなければだめだ。と六十目前のおじさんが言ってます。それにしても今日の雨は冷たい。こんな日はハイファイセットの「冷たい雨」が聴きたくなる。私が中学の頃だろうか、よく聴いた曲だ。「スカイレストラン」もいい曲だ。

 

午前中は、鑑定士と待ち合わせをし、事故物件を見る。この冷たい雨に打たれながら物件を見るのは辛かった。名刺を交換すると「警察の名刺みたいですね」と言われた。三十分ほど見て終了。午後は事務所でダラダラと仕事。四時に事務所を閉めて帰宅。この雨では散歩は出来ないとダッフィーに説明をするがわっかってくれたのだろうか。

 

夜は、ワールド・ボクシング・スーパーシリーズWBSS)の決勝を見る。今絶頂の井上尚弥選手とすでにピークは過ぎたとはいえ数々の名試合をしてきたフィリピーノフラッシュことノニト・ドネア選手の決勝戦。1Rから距離の取り合いで緊張感溢れる試合だった。お互いの武器は左フック。どちらが先に左を当てるか見ものだったがスピードでは井上選手の方が上だった。ちょっと井上選手は硬さと緊張が見えたような顔だった。一方、ドネア選手は歴戦の強者と数々の激戦を繰り広げてきたので顔に余裕が見られた。2Rにドネア選手の左フックが井上選手の顔にヒットし、右目をカットした。

 

それでも井上選手は怯まずに打ち合いをする。終盤、少し疲れが出て来たドネア選手の隙を突き、ボデイに武器である左フックをお見舞いすると堪らずにドネア選手は苦悶の顔で膝をつく。レフリーのカウントが始まり、なんとか八で起き上がる。試合はそのまま12Rまで行き、判定で井上尚弥選手がWBSSの勝者となる。井上尚弥選手はドネア選手との打ち合いにも勝ち、まさしくモンスターであった。あの西岡選手が倒せなかったドネア選手を倒した井上選手に今後さらなるビックマッチが組まれる可能性も出て来た。