行雲流水の如く

 梶浦直樹の日々雑感

釣り人の意地。

九月二十五日(晴)

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四時に釣りを開始。隣の知人は三時頃から投げていたようだ。遠く横を見ると長老が一本上げていた。すると六時頃に昨夜のうちに移動をして私の横に構えた弟にヒット。なんとか動画を撮ろうとしたがスイッチを入れ忘れ撮ることが出来なかったが良い型のメスを釣る。これで弟はこの竹浦に場所を変えてから連戦連勝である。間違いなく仕掛けだと思う。

ゴールデンタイムは長老と弟の二本のみ。まだ水温が高く群れも入ってきていないようだ。水温が下がるこれからが本番かも知れない。ところで弟はYouTubeをまた毎日のように仕掛けや餌の研究をしていた。私はといえば昔ながらの釣法で、意地でも自分流の仕掛けに拘り、貫き通す。これも釣り人の意地です。それにしても釣れん。弟ばかりに来る。今日のような渋い時にでも鮭が掛かるのだから上手いとしか言いようがない。こう釣れなくなると飽きてくるものだ。ゴールデンタイムがダメなら午後三時までが勝負。そうこうしていると知人に鮭が掛かった。興奮をして大喜びをしていたが、見ていた私も嬉しくなる。

果たして私の三本目はいつになるのやら。こればかりは通い、投げ続けなければ分からない。だからやめられないのだ。あのアタリの瞬間、リールを巻くとズシンとくる動物的な引き、これに皆が取り憑かれるのだ。まあ鮭だけではないがあのアタリの瞬間が堪らない。そうだ途中、九十五歳のお爺ちゃんが一人で釣りに来ていた。歩く姿もピンとしてとても九十五歳には見えなかった。知人に聞いたが、ここは年間通りというらしい。年金生活を送りながら鮭釣りを楽しんでいるものばかりの砂浜らしい。なるほどねー。

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余りの眠たさにテントで仮眠をとっていた。