行雲流水の如く

 梶浦直樹の日々雑感

鍋壊しの具材を求めて日高へ。

十一月十九日(曇)

夜十一時頃、鍋壊しの具材がないの義弟と日高富川のフイハップ海岸に向かう。一時前に到着。全開場所がないほどの混雑ぶりだったのでこの時間に行ってどうなのか心配だったが到着してみると誰もいなくて怖いくらい静まりかえっていた。YouTubeを見て普段釣りをすることのない連中が試しに来たのは間違いがない。このカジカ釣りは釣り好きでなければやらない釣りだからだ。

なにしろ寒い、汚い、臭いの釣りだからである。それがYouTubeで場所が特定されにわか釣り人が湧いたというわけだ。しかし今夜は車で端まで見に行ってみたが釣り人は我々二人のみ。一人では怖くていられないような場所だ。とりあえず目当ての場所が空いていたので釣り座を構える。準備を終えて一時過ぎに実釣。

二時間、三時間とすぎアタリひとつもなし。嫌な雰囲気である。いつもなら外道が煩いくらい釣れるのにその外道すらも釣れない。四時がすぎてゴールデンタイムとなるも竿がまったくお辞儀をしない。そして眠たさも加わる。六時が過ぎ、八時になってもアタリが一つもない。朝になると釣り人が横に1人来た。しかし諦めてすぐに何処かは消えてゆく。このままでは帰れないので数キロ先のシノダイ岬に移動することにした。

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朝日が綺麗なフイハップ海岸。